幹線隧道三本勝負 インターバル [high線]

 二本目から三本目のトンネルまでの間には、
ちょっと長い明り区間があるので、ここらでインターバルです。

11080701.JPG
近くのみかん山にあるハエタタキ。


 ハエタタキ、沖縄の方言で言うと「ひーくるさー(直訳:ハエ殺し屋)」。
この路線沿い、私有地なのに撤去されずに、まとまって残っています。
現役線沿いにも残っているんですが、腐食して倒壊したりしないかしら??

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下から見上げます。遠目に見た時は「電線が垂れ下がっているのか!?」と色めき立ちましたが、
転倒防止用の緊締ワイヤーだったようです。
それにしてもすごい数のガイシ。雪だるまがたくさん並んでいるようでかわいらしいのですが、
これだけ線が張ってあったって事ですよね?
そりゃ古い航空写真見ると線路沿いの電線目立つはずだわ。
結構な高度からでも一発でわかりますから、機銃掃射の時いい標的だったんじゃないでしょうか。

11080703.JPG
ホーローの管理票も残ってました。なんと昭和14年設置!!
設備の新陳代謝が盛んなこの線区では珍しい忘れ形見です。

 話を路盤に戻しますと・・・

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二本目のトンネルを抜けると、直線区間&明り区間が開けます。
個人的にずらっと並んだ架線柱がお気に入りの区間。
ここをEH10なんかがカッ飛ばしていったんですね。
刈り払われていない場所は架線柱と同じ背の草が生えていますが、
ここの栄養は一体どうなってるんだ?? 塩分と鉄分??

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この区間にはガーダー橋も、上下二線分架かっています。中程にはキロポスト。
甲号っぽいけど”2km”ってはずはないよなぁ・・・
乙号だったけどへし折られたとか、数字が落ちたとか?

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下り線側の橋は保線作業用通路として鉄板が敷かれていますが、
上り線側の橋は放置されていて、ツタがふっさりと被さっています。
冬季はツタも冬枯れで梁の上を歩くことができますが、
ツタがなかったら腰が抜けるくらい高く、なおかつ橋の下は石積みの水路なので
落ちたらたぶん死ぬと思います。

11080707.JPG
 前シーズン、ムッシュ・ハラクマ氏と隣の谷からアタックして、撤退を余儀なくされた砂防ダム。
架線柱と橋を目の前にしての撤退という、
あまりのショックに上部からの写真を撮り忘れたのが悔やまれます。
上部に見える砂防ダムはたしか”1951”あたりの票が入っていたと記憶しています。
左側の茶色い葉っぱがまとわりついたステップを利用しての降下も考えましたが、
命綱なしでは危険すぎ&ハラクマ氏が腰が抜けたので、涙をのんでの撤退でした。

今回命綱&クラッシュヘルメットを用意していたので、
下から上がってこいつを征服することも考えていたのですが、
あまりの高さ&足元の藪が深すぎでこれまた断念。命あっての物種です。


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